乗り物
HSST( High Speed Surface Transport )は、1974年に開発が開始され「科学万博-つくば'85」では多くの人たちに感動的な体験をもたらしました。その後、1989年の「横浜博覧会」では初の営業運転も実施され実用化に大きく前進しました。そんな次世代交通システムにもTHKの製品が採用されています。
リニモ
より高速でより急なカーブを曲がるために。
2005年愛知県で開催された「愛・地球博」にて、次世代交通システムとして脚光を浴びた「リニモ」。車体に取り付けられた電磁石の電流によって発生するレールへの吸引力を利用して車体を浮かせることによって、車体とレール間におこる摩擦力を抑え高速化を実現しています。
車体の前方が先にカーブ区間に入って行くので、浮上・駆動の役目を担うモジュールが車体と完全に固定されていると、直線にしか動けなくなります。そこで一つの車体に設置された5つのモジュールを左右方向にスライドさせることにより、より急なカーブを走行できるようになりました。このモジュールのスライド機構にLMガイドが採用されたことで滑らかで静かな動きを実現しました。
リニモについては 愛知高速交通(株)サイトをご覧ください。
HSST( High Speed Surface Transport )のメカニズムについては 中部エイチ・エス・エス・ティ開発(株)サイトをご覧ください。