医療・福祉
医師の眼となり手となる最先端医療機械、そして介護者の負担を軽減する福祉機器。医療の進歩と共に高度に電子化された医療機器が大切な命を守り続けています。THK製品は、これら医療機器で求められている高い信頼にお応えしています。
レントゲン装置
レントゲン装置におけるX線受光部の移動にLMガイド、クロスローラーリングが使用されています。この装置はX線の照射部および受光部が移動することで患者の位置に関係なくあらゆる方向からの検査が可能です。THK製品を使用することで振動が少なく音が静かになるため被験者の不安を取り除く事に一役買っています。
血液自動分析装置
血液検査装置の試薬注入針を上下に移動させる部分にボールスプラインとチェンジナットが採用されています。ボールスプラインが停止時の注入針先端の振れを抑える役割を果たし、また、すべりねじのチェンジナットはスムーズで高速な送り機構を実現しました。
医療用X線CT装置
CTスキャナーとアンギオグラフィー(循環器診断装置)が一体となった全身用X線CT装置。人間が横たわる寝台を囲んでいるCTスキャナーとアンギオグラフィーが人体を通すように移動する前後運動部にTHKのLMガイドが使用されています。振動や騒音を少しでも減らすことで被験者への精神的な負担を軽減します。
電動車椅子入浴装置
電動昇降式の車椅子入浴装置にボールスプラインが使用されています。スプライン軸を支柱に使用することでコンパクトな設計が可能となりました。
手術支援ロボット
骨折治療の手術では、骨を本来の位置に戻すために医師に体力的負担が掛かります。また、レントゲン透視による被爆量の増加も問題になっていました。そこで開発されたのが、手術支援ロボットです。力だけでなく、正確さやコンパクトさが求められる手術現場でもTHKのLMガイドやアクチュエータが採用され、医師の動きを確実に再現しています。
使用されている製品
チェンジナット
チェンジナットは機械加工で容易に得られないリード角45°のすべりの送りねじです。